ダイレクト・ドットコム・レーシングの店長日記

ミニバイクレース用パーツメーカーのDCR店長が綴る!

ホイールベアリング交換

本日はお客様からの依頼でホイールベアリングの交換。

これまで付いていたベアリングがこれ。
P1010914.jpg


会社名:NTN
型番:6301LU

型番の6はボールベアリングの意味です。
3が外径、01が内径を指します。301だと外径が37mm・内径が12mmになります。
LUは片側接触ゴムシール付きという意味です。アウターレースに固定されたゴムシールがインナーレースに接触しているタイプで、そのゴムシールが片側だけについているということです。
ちなみにゴムシールは両側についているタイプ(LLU)もありますし、インナーレースに接触しない非接触というベアリングもあります。
ゴムシールは非接触のほうが軽く回ります(ホイールカラーのダストシールを外したときと同じ感じです)。指で回してみれば分ります。が、ベアリングがホイールにセットされて重たいタイヤが付いて、そして走らせたときに、どの程度の差になるのかは分りませんし、非接触な分、防水性・防塵性に劣ります。一般市販車に接触タイプのゴムシールが使われるのはこれが理由なんでしょうね。(ちなみに私は両側非接触タイプを使ってます。理由は「気分」です。)


今回はSTマシンのホイールのため、ホンダ純正品番で購入したベアリングを取り付けます。
P1010915.jpg

NACHI 6301NSE

メーカーはナチでした。6301までは同じ。NSEは片側接触シールの意味。メーカーが違うと記号が変わってしまうんですね~。紛らわしい。

ということで、ゴムシールの色や刻印が以前についていたものとは異なりますが、まったく同じタイプのベアリングということです。

そういえば以前、「バイクのホイールにはボールとレースの隙間が若干広いC3タイプを使うのだ(ホイールに圧入されると隙間が狭まるから)」という記事をネットで見かけ、そのC3タイプのベアリングも別ルートで購入したのですが、それにはアウターレースにC3の刻印がありました。

でも今回のホイールに付いていたベアリングも、ホンダ純正部品として取り寄せたベアリングもC3の刻印はありませんでした。ってことは標準隙間のベアリングで良いってことかな~。

さてベアリングのお話はこれくらいにして作業です。

まず片側のベアリングをプレスで圧入します。何も考えず突き当りまで押せばいいので簡単ですが、ベアリングに負担を掛けないように、アウターレースにのみ接触する駒を使います。
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ひっくり返して、ディスタンスカラーを入れます。
P1010924.jpg

もう1つのベアリングを圧入します(ディスタンスカラーの位置がずれないように下からアクスルシャフトを差し込みながら行います)。
P1010925.jpg


肝はこの2つ目のベアリングの圧入の加減です。

1個目同様突き当たるまで押すとインナーカラーが指で回らなくなります。

いや、それで良いのだ。という人もいます。ホイールを車体にセットしアクスルシャフトを差し込んでナットを規定トルクで締めるとディスタンスカラーが縮んでちょうど良くなるように設計されているんだと。なるほど!と思います。

一方、2つ目のベアリングはディスタンスカラーにギリギリ触れないくらいにセットする人もいます。ディスタンスカラーが若干動きますが、それで良いのだと。これでは車体にセットしてナットを締めたときベアリングがゆがんで悪影響があるんじゃないか~?とも思いますが、それを分った上で独自のトルクでセットするんだと。なるほど!と思います。

皆さん、自分の考えでいろいろやられているんですね~。
私の場合は、両者の中間的な感じです。「ディスタンスカラーがずれない、かつ、指でインナーレースが回る」くらいの圧入加減です。まあ、個性がないとも言えます(笑)。

いつもは、圧入しすぎてそれをプーラーで引っ張りながら調整するのですが、今回は一発で決まりました。気分が良いので作業代はサービスすることにします(笑)。

完成!
P1010927.jpg

ベアリング交換の前と較べて・・・まあ分りません。分るくらいなら、交換前の状況が相当悪かったってことです。

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