のんきにブログを書いている場合ではない。今週末のDE耐に使用するマシン、まだエンジンレスでございます。
ま、何とかなるでしょう~(実は相当あせっている)
夏合宿1日目のもて北で1/100秒に負けた私、翌2日目は茨城県トミンモーターランドで行われるMSUというミニバイクスクールに参加しました。昨年12月にも参加しているので2回目となります。
「クローズドコースにおいて現役ミニバイクEXPライダーによるライディングアドバイス、セッティングアドバイス等を行い確実にタイムアップ、スキルアップさせる即効性があるスクールとなっております」というのがこのスクールの趣旨。
で、受講する私も、即効性を求めているわけです。だって翌日はまたもて北に戻って、48秒台を出さなきゃならないわけですから。
スクールを受けてきました~楽しかったです~ためになりました~これから練習積んで今日習ったことを試してみます~
なんて悠長なこと言ってられないわけですよ。今日スキルアップしなきゃならないのです。一週間後じゃだめなんですよ、今日じゃなきゃ。
だから真剣です。7:30まえにはトミン着。まだゲートが開いていなかった。気持ち的に「勝った」気がする(笑)
今回のスクールには、当店ユーザーのN津さん、F村さん、PAKUさんも参加。生徒数増加に一役買うDCRなのである。
ゲートが開いてマシンを下ろして、昨日に引き続き、ジョギングからはじめる。他の生徒さんで走っている人はいない。「勝った」気がした。
が、ふと横のAコースを見ると、マラソン選手のような、タンクトップに短パンの方が颯爽と走っている。こっちは着慣れないジャージに歩いたほうが速いんじゃねーか?位のスピードでひーひー。。。「負けた」と思った。
8:30から受付開始。これもさくっと済ませる。締め切りぎりぎりにやってくるやつとは気合が違います。
9:00からブリーフィング。事前に提出している「診断書」をもとにAグループ、Bグループに分けられます。
私は前回はBでしたが今回はA。昨年の自分に「勝った」気がしてうれしい!
9:30からフリー走行です。このフリー走行を講師が見て、チェックシートの項目ごとにできている、できていないの判定を行います。
朝1本目ですが、全力で飛ばします。余裕を持って走っていては、本当の自分を講師に見てもらうことはできません。全力で走るからこそ、得意な部分、へたくそな部分がはっきり見えて、講師の方も指導しやすくなると思うんです。
走行後、講師からチェックシートを渡される(残念ながら返却してしまったので手元に残っていない)。確か「外足加重」か「下半身ホールド」の項目がNGだった。講師からは「どうでした?」って自己評価を求められる。「力が入りまくって・・・」って答えたのかな、よく覚えていない。
事前提出の「診断書」には「見てもらいたいポイント」を書くところがあって「コーナーリングスピードを上げたい」と書きました。何から何まで見てもらって指導してもらいたいのが本音だが、スクールはポイントを絞らないと指導があいまいになる(というより指導を受ける側のほうがあいまになる)ことが体験的に分かっていたので、「コーナーリングスピードアップ」ただ1点について、具体的な解決方法を教えてほしかったのです。
が、講師からは
「甲斐田さん、コーナーリングスピードは遅くないですよ」とか「コーナーリングスピードは誰でもそう大きくは変わらないものなのです」というお言葉。なんか肩透かし。。。
風邪引いてお医者さんに行ったのに「熱もないし、のどもはれてないし。。。健康体ですよ」っていわれたみたいな感じ(笑)。
どうやったら最短時間でブレーキングが完了するのか、そこからどう倒しこんでいくのか、もっとバンクさせるにはどうしたよいのか?アクセルフルオープンでドリフトするタイヤをどうコントロールするのか?
そんなことを聞きたかったのかも知れません。
だって、コーナーリングスピードに対する恐怖があるから、そのスピードで進入できない、寝かせられない、アクセル開けられない、そう思っている私ですから。恐怖を克服する具体的なテクニックを聞きたかったのでしょう。
講師はこうも言います。「スローイン・ファストアウトが基本です。」「1つのコーナーが重要なのではありません。重要なのはコーナーとコーナーの繋ぎです。」と。
いらいらしますね(笑)。
「早寝・早起きが健康の秘訣です」「人生一時的に幸せでもダメ。死ぬ時にいろいろあったけど幸せだったなあと思える生き方をしましょう」なんていわれた気分です。
「わかっとるわ!そんなこと~!そんなことよりステップがりがりでコーナーを攻めるテクニックを早く教えてくれ」って言いたくなりました(笑)
講師の方は、その後、一次旋回、二次旋回の意味や、つなげ方を分かりやすい言葉で教えてくれ、かつ、実際マシンに乗って走行を披露してくれたりもしました。
でも、なんか、こう、しっくり、こないというか、納得できないというか。。。
で、フリー走行2回目です。
納得できない中で「ミニバイクは一次旋回はあまり期待できない。二次旋回をメインに考えてください」という言葉だけが頭に残っていたので、アクセル開け開けで走る。いままでじ~わ~っと開けていた部分を、どっかっん~と開けてみます。あ~こんなに開けてもタイヤって滑らないんだ~って新たな発見。(でもぐんぐん曲がるという感じはあまりないなあ~。マシンがNSRとかじゃなくてXRモタードだからかな?)
走行後また講師交えてディスカッション。
講師「気持ちの余裕がないとだめです。がんばり過ぎてはだめです。」
それはそうなんでしょうけど・・・
スローインとか気持ちの余裕とかいわれてもさあ~
今まで以上にコーナーリングスピードを上げたい=スピードの恐怖に勝ちたいって思っているのに、がんばっちゃいけないって何だよ!
って、実はスクール中、ずっと思ってました。
その後3回目のフリー走行を行ってスクール終了。今後使える無料走行券を頂き、スクール終了。「今日習ったことを復習してね」ってことでしょう。
「負けた」と思いました。
明日はもて北で48秒台を出さなくちゃいけなくて、そのためにコーナーリングスピードを上げる即効性あるテクニックを教えてもらいに来たのに。。。それをGETできなかった。
そういえば、私の友人でDE耐レース参謀のSED氏も「余裕を持って安定して走る練習を意識してください」的なアドバイスをくれていたな~。
なんでかな?なぜみんなそういうこと言うのでしょう?(特にうまい人、速い人がそう言いますよね~)
自分の限界スピードを上げたいのに、スローインとかさ~、余裕をもってとかさ~。
真逆じゃないのか?
今まで以上に突っ込んで、今まで以上に寝かして、今まで以上に開けていく。。。
そりゃ失敗もするでしょう。おっかない思いも痛いこともあるでしょうよ。
でもその繰り返しの中で少しずつできるようになって、限界が上がっていくものじゃないのか~
って思ってしまう私でした。
スクール後は、翌日のもて北に向けて整備します。
横では、明日のもて北を走るF村さんもしっかり整備。ブレーキの引きずりを一生懸命直してます。彼は「ミニバイクは開けて曲がる」という言葉がスクール中印象に残ったそうで、それを明日のもて北でトライするつもりのようです。
講師の方がまだ残っていたのでご挨拶がてら、またいろいろ聞いてみる。もうスクールは終わったというのに親切に教えてくれる。ありがたいことです。でも、本当に申し訳ないんだけど、正直、腑に落ちない。。。
整備が終わったF村さんともてぎ方面に向かい、ホロルの湯でお風呂に入ってご飯を食べて、今日の宿のホテルステップワンに到着。やっと合宿らしくなった。でもたった2人だけど。
夜、寝転んで、今日一日を振り返る。
スローイン、余裕、がんばらない。。。あ~、理解できない。。。敗北感。。。
・・・そんな時
DE耐メンバーと情報交換しているSNSのあるコメントが目に入る。。。
「タイムアップの基本は気合いと根性です。」(グリーン師匠)
やっぱ、そうですよね~!
晴れ晴れした気持ちになれました~
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