最後のスティント、コースインです。
ガラガラです。さすがにスタート直後のような集団はなく、前にも後ろにもいない単独走行です。
こんな状況では予選の時のようなスリップを使ってのタイムは刻めないだろうと、各コーナーを攻める「練習」に切り替えます。
2コーナーは倒しこみのタイミングとその量、そして伏せたままでいられるかをテーマに。
2コーナー立ち上がりでバイクが直立した時の回転数が、失敗した時が7900rpm、上手くいった時は8100rpm。たった200回転の差ですが、デグ2まで全開区間が続くのでとても重要です。
第1スティントでは上手く行きませんでしたが、このスティントでは何回か上手く走れました。自分のイメージよりもうちょっと奥でバンキング開始、バンクの量はイメージよりチョイ深めがいい感じでした。
S字は、師匠K氏より「インからインへ直線的につなぐ」とアドバイスをもらってましたが、上手く走れたかどうかの検証ができません。何を持ってして上手く走れたかどうかの確認が出来るのだろうか?
ダンロップ登りで一番回転が落ちるのところで7600rpm。これはいつも変わらない。なぜ?S字の走り方や2コーナーの立ち上がりスピードによって変化が出ても良さそうなのに。
デグ1は小さく伏せたまま。
問題のデグ2。
5速で・・・ブレーキ掛けちゃいけませんがついつい指が伸びます。スタート直後と違ってコースが空いているので自分のタイミングで飛び込めるんだからここを頑張らないと。そういえばピットでK師匠が「デグ2は全開」って言ってたなあ。「早めに向き変えてすり鉢に下りながら全開にする」そうな。やってみる。。。できない。体が固まります。
アクセルオフのタイミングを早めて開けながら入っていくように修正し、少しずつアクセルオフの量を減らしていきます。
数周トライしたあと「縁石超えても緑色のところはアスファルトだから普通に走れます」というK師匠の言葉を信じて全開固定で突っ込んでみましたら・・・
ガンっという大きな衝撃がマシンに伝わり、前後のタイヤが真横に滑ってます。滑っているというより、はじかれたように飛んだ感じ(ちょっと表現は大げさかもしれませんが・・・)。ライダーはかなりびっくり。思いっきり鼻水でます。はじかれて着地したのが縁石の凸凹の上でさらに外にはじかれて、緑色の部分に飛び出しようやく挙動が収まりました。一体何が起きたんでしょうか。サスが底づいたんでしょうか。すすり上げられないくらい垂れた鼻水が気になりヘアピンでシフトミスします。
ヘアピンでは5速から3速に落とすんですが、ミスして4速のままアプローチしちゃったんですが、まあこれでも走れます。いやむしろ4速でコーナーリングに集中した方が私には良かったかも。
西シケイン。特スポから右への倒しこみに集中した結果、大分マシになったのですが、まだ倒しこんでみないとラインが見えません。入り口で一瞬戻せば安定して走れるんですが、いつかは全開固定で走ってみたいコーナーです。
スプーン入り口。今思えば第1スティントはここでも伏せ方が足らなかったよな~。
スプーン出口。伏せたまま曲がれた金曜日の再現は出来なかったけど、第1スティントよりは上手く走れる。
シケイン。まあ安定しませんな。ブレーキングを早めに終わらせて1個目のインにつけるときもあるんですが、その後アクセルを開けるのが遅いんでしょうね。どうしても立ち上がりで離されます。離された分をストレート1本のスリップを使ってようやく追いつくと言う感じです。
しょっぱいです。タイムもしょっぱいですが、垂れた鼻水が口まで下りてきました。すっかり忘れてました、鼻水。このままヘルメット脱いでピットに帰ったら笑われるな。
なんてことを考えていたら、サインボードに「UP」の文字が。
げ、UPかよ、手抜いているわけじゃないんだけど・・・
単独で29秒ペースで走れているので私としてはよくやっているんですが。
次の周も「UP」が出てる
第1スティントはM氏がサインボードを出してくれていた。やさしいやさしいM氏が「UP」なんか出すか?
このあたりから首がきつくなってくる。支えることが出来ない。がつがつとタンクかどこかにヘルメットが当るんです。不快です。ストレートでは左手をタンクの上においてその上にヘルメットのあごを乗せ安定させるんですが、コーナー中は自力で頭を上げないといけません。もう辛いです。
ストレートに戻ると「UP」が3つになっている。いやいやM氏がそんなボードを出すわけ無い。ヘルメットが揺さぶられて視界が定まらないので1つの「UP」が3つに見えているだけだろうと。
翌周も「UP」「UP」「UP」。犯人はピットクルーSEDだな!奴ならそんなサインも出しそうだ(笑)
ま、SED氏は無理なサインは出したりしないんです。やれば出来る場合しか出さないんです。ということはもっとタイムアップできるはずだと思ってくれているわけです。
そんな期待に応えようと自分なりの精一杯で走りましたが、予選で出したタイムの更新はならず、3分27秒台どまりでした。ごめんね~。
現状は完全単独で28~29秒。1~2台のスリップが使えて26~27秒。4台以上の集団の中ではかえってタイムが落ちる。というのが私の実力。。。期待に応えられず申し訳ありません。
残り時間が分からん。ストレートのブリッジに時刻が出ているはずなんですが、首が上がらず読めません。メーターは16周を示しているのであと1周か。。。ヘアピンやシケインのブレーキング時に指が伸びなくなってきた。来年はもっと体力つけて来よう。え、来年も出るつもりなの?
という自問自答しながらシケインを立ち上がったら、チェッカーが見えた!
ゴーーーーール・・・・・やっと終わった~~~~~
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