ダイレクト・ドットコム・レーシングの店長日記

ミニバイクレース用パーツメーカーのDCR店長が綴る!

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2013ちょっとDE耐決勝!

ツインリンクもてぎに行ってきました!いよいよ「ちょっとDE耐」決勝です。めちゃいい天気で嫉妬するくらいです。今回は私はエントリーしていないので、お客様の応援です。

9時30分にサーキット入りし、うろうろしながらお客様を探す。ここにもあそこにもDCRパーツのユーザー様がたくさんでめちゃうれしい。

ついつい声をかけたくなるがレース前の重要な時間を邪魔しちゃいけないと思い、パドックをうろうろしていたら、「DCRさんですよね?うちのマシンの調子が急に悪くなっちゃったんですよ。アイドリングはするんだけど、アクセルを開けるとバラバラってなってふけないんです。17番ピットにいるので見てもらえませんか?」と声をかけられた。

こ、こ、これは、多分トラブルシューティングのご依頼ということですよね・・・
え~、どちらかというと、私の専門分野はトラブルメイキングの方です。おそらく依頼する人を間違えていますよ。危うくそう言い掛けましたが、こんな私でも何か役に立つかもしれないと思って17番ピットに急ぎました。

そこにはきれいなマシンが2台。ほぼ同じ仕様のマシン2台で2チームでエントリーしているそうです。
そのうちの1台が朝の練習走行中、突然ふけなくなったと。キャブかと思ってセッティングを変更してみたが改善しないと。順調に走行できているもう1台のマシンのキャブを移植してみようと思っているという状況でした。

私ならレース直前のトラブルで頭が真っ白になっていたと思うのですが、このチームの方は冷静で正しい判断ができています。素敵。で、キャブを移植してみたのですが、全く変化なし。

キャブじゃないなら電気か?っということで、プラグ、イグニッションコイル、CDIと順次交換してみる。これらのパーツのスペアをきちんと持っているのが素敵。でも全く改善しない。

う~ん、次に怪しいのはステーターか?しかしステータのスペアは無いとのこと。これまたもう1台のマシンから移植したいところだが、もう決勝が始まってしまうので移植は無理。

う~、私、自分のパーツBOXを持ってこなかった。反省。
そこでお客さんのSさんのピット訪問。ステータのスペアとフライホイールを脱着する工具を借りる。持ってきているのがすごい。感謝!

17番ピットに戻りフライホイールを外す。人のマシンのフライホイールを外したり締めたりするのはいつも怖い。締まり具合がバラバラでどこまで力を入れちゃっていいかドキドキします。失敗したらクランクを壊したことになるので万事休すです。
今回は運良く外れました。貸してもらえたステータはこのマシンと同じXRモタード用だったのでハーネスにもすぐに接続できました。
ふけてくれ!そう願ってエンジンを始動するも、アイドリングはばっちりなんですがアクセルを少しでも開けるとバラバラってふけません。何をやっても全く改善しない。もうお手上げです。そもそもなかった引き出しを妄想で開けてみますがやはりそこには何もありません。

困ったときには他力本願。
今度はDE耐有力ショップ様の店長さんに泣きつき、見てもらったのですが、原因が分からず。
(H店長様、レース前の大事なときに、すみませんでした)

12時。ついにレースは始まってしまいました。

しかし簡単にリタイヤしたくはありません。このレースのためにたくさんの時間を費やしてきたはずです。それはマシンを見れば分かりました。カウルやタンクなんかがきれいにペイントされているとかそういう大きな部分のことではなく、無駄な部品が全くないところとか各部がきれいに掃除されているところとかガソリンホースの抜け対策とかルール化されていない部分のワイヤリングとか。
多分これまでのレースや練習走行で経験したトラブルから得たアイデアや教訓なんでしょう。そういう細かいことを積み上げてきたマシンなのが分かります。

リタイヤしたくはないのですが、もうどこに手をつけていいか分かりません。しかたなくもう一度キャブに戻ってOHしてみたり、ハーネスをチェックしてみたり・・・む?ハーネスはまだ交換していませんでした。ハーネス自体はよくある何年も使ったカチコチの純正ハーネスではなく、極最近引き直したであろうことが分かるオリジナルのものでこれがトラブルの原因とは考えにくかったのですが、もう思いつくままに交換していくしかないのです。

有力ショップ店長にもう1度泣きついてハーネスをお借りしました。ありがとうございます。店長が神様に見えましたよ。
で、早速取り付けてみようと思ったら、お借りしたハーネスはエイプ用でした。マシンはXRモタード。XRモタードのステータのカプラとエイプハーネスのカプラの形状が違うのです。オーマイガッ。でもここまで来たらあきらめられない。
ハーネスのカプラーとステータのカプラーをカットし、端子をつけるという配線加工作業です。このチームの方はこのような端子もきちんと持ってきています。素敵。サービスマニュアルの配線図を見ながら何とか接続します。もちろん理科で0点を取ったことのある私が接続したわけではありません。私は電気のプラスとマイナスも分かりません。チームのライダーさんが器用に作業してくれました。

で、運命のエンジン始動!が、やっぱりバラバラってなってふけません。
もーダメ。完全にお手上げ。キャブじゃない、電気じゃない、とするとエンジン?でもヘッドカバー開けてタペットクリアランス見ても問題ないし、圧縮もあるし・・・。マフラーを外してみたりもしたけどやはり原因は分からず。

そんなときにDE耐アドバイザーの川島さん登場。「点火タイミングがバラバラじゃないか?点火タイミングはノーマルから変えているの?」と。

ノーマルのフライホイールにノーマルのピックアップなので点火タイミングは変わっていないし、CDIは最初に手持ちのスペアに交換してみても改善しなかったので・・・とお返事したものの、もう一度変えてみようということになり、手持ちのスペアに変えた途端、ブォーンブォーンと息を吹き返すマシン!
P1020010.jpg

うわ~、直った!うれしい!めちゃうれしい!ちょっと泣きそうになった。

すぐにあきらめず粘って粘って地道な確認作業を繰り返したチームの方が偉かった!
パーツを貸してくれたSさんとH店長、ありがとうございました。
ナイスなアドバイスをくれた川島さん、感謝します!
川島さんと一緒に応援してくれたオフィシャルの方、ありがとうございました。

2時30分。もうレース時間は1時間しか残っていないけど、ここからこのチームのレースが始まりました!

3時30分。2013年ちょっとDE耐決勝レース終了!

参加した皆さん、お疲れ様でした!
入賞した皆さま、おめでとうございます!
トラブルから復帰したこのチームも無事2名のライダーさんが走行することができました。お疲れ様でした!

いつも自分が参加しないレースの後はめちゃくちゃな疎外感に包まれてしまう私ですが、今日はちょっと違いましたね。

PS 今回のトラブルはハーネスとCDIという複数の原因でした。1つ1つ交換して原因をつぶして行ったのですが、改善しないと元のパーツに戻していたのが良くなかったのでしょうね。CDIを変えたときはハーネスが悪さしていて、ハーネスを交換したときはCDIが悪さしていたということでしょう。勉強になりました。


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ちょっとDE耐応援しています

今年は参加できなかった「ちょっとDE耐」。

出れない代わりに、妄想して楽しんできました。
http://directcomracing.blog85.fc2.com/blog-category-36.html

昨年は冷たい雨そして濃霧による赤旗修了でしたが、今年は前日金曜日こそ雨予報ですが、決勝土曜日は良いお天気になりそうで良かったです。

私も10時目標でもてぎに行きます~(携帯TEL090-1046-3049)。ピットをうろうろしながら3.5時間のレースを応援しようと思います。皆さん頑張って下さい。

ちなみにゴール時間になったらさっさと帰らせていただきます。ご挨拶もできませんが、ごめんなさい、お許しください。ゴールの瞬間&ゴール後の余韻は、エントリーしていないとすごく寂しく感じるのです。最大の疎外感って感じで・・・(笑)。

PS 昨年のちょっとDE耐、当店史上最高のくじ引きグリッド3位からホールショット&トップ独走&転倒という、天国と地獄の記録映像がこれ。どんな天気でもどんなマシンでもいつでも全力疾走なライダーたちに感謝!



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エア:ちょっとDE耐:マシン作りその6

今回はキャブです。

キャブにはいつも悩まされますな~

DE耐は22パイの制限があります。となると候補は

1.CR-ミニ
2.CR-ミニMJN
3.TM22MJN
4.PE22
5.PD22
6.VMR22

くらいでしょうか?

1のCR-ミニはMJNではないオリジナルのタイプです。キャブの個体差なのか、インナーパーツの精度なのか、上手くセッティングが出せないことが多かったです。パワーはあると思います。燃費はきびし目でしょうか。

2のCR-ミニMJN。こっちのMJNタイプを使っている方が多いです。MJNのほうがキャブセットは合わせやすかったです。まあMJNだからといって、さらにパワーが上がることはありませんし、燃費も良くはなりませんでした。

CR-ミニはスロットルが重い(リターンスプリングが固い)。腕の力がない私ならすぐに腕が上がることでしょう。

3のTM22MJN。セッティングは出しやすいように思います。スロットルは軽いです。私でも大丈夫です。昔のDE耐ではTM24MJNが非常に燃費が良いということですごく人気がありましたが、TM22MJNの場合は、燃費はさほど良くはありません。

上記1~3のキャブはお値段が高いのがネックです。キャブ本体だけで3万円は行きます。インマニやファンネルなんかもそろえると5万円に迫ります。

一方、4のPE、5のPDのように1万円そこそこのキャブもあります。値段に3倍くらいの開きがあるといっても、高価なキャブのパワーが3倍になるわけじゃありませんし、燃費が3倍良くなるわけでもありません。
個人的にはPEやPDで十分な気がしています。PEは長らく使いましたが、パワーも十分、セッティングも出しやすく、燃費も最低レベルはクリアしていました。

ただし問題が無いわけでもありません。

PE22は、ケイヒンの正規商品ではなく、シフトアップなどのアフターパーツメーカーがプロデュースしているものですが、キャブ本体は売っているのに、消耗部品であるインナーパーツ(スロットルバルブ、ジェットニードル、ニードルジェットなど)はリリースしていなかったりします。不思議な話ですが・・・。

PD22はNSF100にホンダ純正品として使われているキャブですが、タケガワなどのパーツメーカーから出ているものと細かい部分が違っていたりします。コピー品も出回っているとのことで、油断ならないですが、そのコピー品のほうが良かったりすることもあります。パワーが若干低い傾向にありますが、燃費は良いほうです。

※VMR22は使い込んだことが無くコメントできるレベルにありません。


使用するキャブが決まったら・・・
MJ、SJなどのジェット類はセッティングのために必要なのは当然ですが、ニードル、フロートバルブなどは予備を用意しておきましょう。特にニードルはクリップ部の溝が削れるので消耗品と考えておきましょう。

で、近所のミニサーキットで一度セッティング出しておきましょう。レース前日・当日に初めてそのキャブを使うなんていうギャンブルはやめましょう。

あと、ライダーによってキャブセットが異なることは「あります」。いろいろなライダーでセッティングを確かめましょう。

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エア:ちょっとDE耐:マシン作りその5

今回はタイヤです。

ちょっとDE耐はロードコースのレースなので指定された高速タイヤのみが選べます。

・BSならフロントS01ソフトコンパウンドもしくはS01、リヤはS02。

・DLならフロント、リヤともKR337。

当店チームは以前はず~っとBS使ってました。昨年のちょっとDE耐はS01ソフト/S02でした。

今年の春のDE耐で初めてDL KR337を使いましたが、ライダーには好評でしたよ。
過去最速のラップタイム・最多の周回をしたにもかかわらず、磨耗状況は過去最高にきれいでしたね。

まあBSでもちょっとDE耐は3.5時間ですから、耐久性は問題ないでしょう。

「3.5時間だから新品タイヤじゃなくてもいいだろう」という人はいますかね?
前日の特スポもしくは11月1日予定の公開練習会でおろしたタイヤならまだしも、春のDE耐に使ったタイヤで走るのはやめましょう。相手はゴム製品、油断は禁物です。

タイヤは新品にしてもベアリングは換えない人が多いです。まあ頻繁に換える必要はまったくないですが・・・
P1010825.jpg

純正のホイールベアリングは片側シールなんですね。両側シールタイプを採用しないのは何故なんでしょうか?コストですかね?シールの違いだけでなく、ベアリングには内部のボールとレースの隙間によって種類がありまして、バイクのホイールだとC3という隙間のものを選ぶ必要があるらしい?
隙間は少ないほうが精密で耐久性もありそうな気がしていましたが、ホイールに圧入することでベアリングがつぶされるのでその分を見込んで隙間が若干大きいC3が適しているんだそうな?知らなかった。いつも一般的な隙間のベアリングを使っていましたよ~。ま、一般的な隙間のベアリングでも2~3年使っても平気でしたけど。

バルブも換えない人が多いです。空気入れる部分が切れちゃったの見たことあります。ゴムですからね、時間経過とともに劣化しますので、たまには変えましょう。

そこまで手を入れたホイールには・・・

当店製ホイールカラー。1セット@3500円
ホイールカラー

ダストシールを取り外して装着するタイプなので、抵抗無くくるくる回ってしまいます。
いつまでも回り続けるホイールを見ていると気持ちいいですよねー。


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エア:ちょっとDE耐:マシン作りその3

マシン作りのその3は、意外と見落とされがちな「シート」です。

ライダーとマシンの接点は、ハンドル、ステップ、そしてシートです。
一番面積が大きく、ライダーの体重が荷重されるのもシートだと思います。なので重要です。

まず「滑りにくい」ように対策しましょう。
エイプやXRモタード純正シートなら表皮の張替えが有効です。
http://directcomracing.blog85.fc2.com/blog-entry-1394.html
張替えをやってくれる業者さんにお願いしても良いですが、表皮だけ買って自分で張り替えれば達成感も味わえます。
スパイラル

レース用のシートカウルならスポンジを張るのですが、安いふつーのスポンジだとすぐに千切れたり滑りやすくなります。オススメなのはTZ125用のスポンジです。もう2年くらい使っていますがまったく滑る気がしません。
シートラバー


滑り対策の次は「伏せやすい」ポジションです。

もてぎをミニバイクで走ると時間的にはストレート8割:コーナー2割くらいでしょうか?いやもっとストレートの時間が長い気もしますね。
ストレートではしっかり伏せないと空気の抵抗が大きくなってスピードが上がりません。しかしもてぎでしっかり伏せている人は2割くらいでしょうか?いやもっと少ない気もします。

伏せられない理由は・・・お腹。お腹がじゃまで伏せられない。伏せたら息が出来ないと言う話をよく聞きます。息をしないと死んでしまいますので、そういう方は伏せてはいけません(笑)。

お腹は出てないのに伏せられない人。そんな方はシートの広さを確認してみてください。シートが狭過ぎて腰を後ろにずらせず伏せられないと思われるマシンが非常に多いです。
レース用のシートカウル買って、タイヤ後端よりシートがはみ出さないように(はみ出したらレギュレーション違反)取り付けると窮屈で伏せられないシートになります。
せっかく買ったかっこいいシートカウル、そのままかっこよく取り付けたい。。。そんな気持ちをぐっとこらえて、タイヤからはみ出すシート後端をカットする。あ~レギュレーションを恨みます。
シートカウル

まあカットしてしまえば広々とした快適なシートを手にすることが出来ます。しっかり伏せても腰が痛くなることも無く長時間のライディングも可能です。
一度シートを見直してみませんか?

もしレース用シートカウルを取り付けるなら、当店製シートベースをご利用ください。
エイプ用
エイプシートベース

XRモタード用
XRモタードシートベース

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